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今日も気分で景観を考えてます!
by hayashi_kentarou
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Editer
【↓伏見稲荷の参道から少し外れると、こんな山の中。】
Editer_b0022140_21255941.gif
今回も、クリスト&クロードの話でも...。
ココ最近の日曜美術館で
空間的な事柄を取り上げることが多くてうれしいですね





今回は、クリスト&クロードでしたが、解説者が、北川フラム氏でした。
越後妻有アートトリエンナーレ総合コーディネーターのをやっておられる方。

北川さんの解説で
「芸術とは都市や自然と関わり方の技術だ」とおっしゃっていたいました。
唸らされてしまうなぁ、と思うところです。

そのほかに、クリスト&クロードの作品の傾向について話されているところも
面白かったですね。

歴史的なものを布で包み
見るものに中にあるものの持つ意味を再考させる作品は
(→WRAPPED REICHSTAG
流行のリノベーションに通じるところがある手法のように思えます。

一方、自然に対しては、少し付け加える手法を用いることが多い。
(→The Umbrellas
これには某KDセンセーのおっしゃるところの
二元対峙の面白味を感じますね。
二元対峙の面白味について
牛島憲之の絵画作品「タンクの道」を例に)

<中略>「幾何学的な線」と「木のもつランダムな線」という異なった種類の形態が対峙することによって、特異の面白さを引き出しているのである。<中略>

岡田 昌彰著 テクノスケープ (鹿島出版会) P136より


彼らの手法や、作品の実現に向けての活動には、
筆を手に、キャンバスに向かって唸っているような一般的な芸術像より
編集者のような姿を垣間見る気がします。
こんな、働きかけるようなやり方で、仕事をしてみたいなぁ、とか思ったりして。

はてさて、そんなクリスト&クロードの作品ですが
今回のThe Gateでは、布がゲートから下げられて風にたなびいたり
日光を透過する様が美しく思えました。
それこそ、
風にたなびく布のドレープの形状など、
ランダムに現れる形状と言えるのかもしれません。

最近、卒業研究のテーマを先生に相談に行ってきたのですが、
このあたりから、手をつけてみようかと思っているところです、はい。
by hayashi_kentarou | 2005-03-18 22:07 | 景観
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