今日も気分で景観を考えてます!
by hayashi_kentarou
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「変われるって,ドキドキ」
【↓@鳥居醤油店 
   花嫁のれん展の中でも,鳥居醤油店の展示は一歩,先をゆく感じ
   のれんの展示に並行して(作家の方の)彫像を展示
   静謐で神聖な印象】
b0022140_350467.jpg

GW中,帰省ついでに
卒論でもサブファクターとして取り上げさせてもらっていた
「花嫁のれん展」が開催されていたので,訪問してきました



簡単に「花嫁のれん展」について紹介すると

開催地の石川県七尾市周辺では嫁ぎ先に加賀友禅の「のれん」を嫁入り道具として
持参する風習が現在でも残っています
【↓青柏祭は写真のような,「でか山」という山を引いて市内を練り歩くお祭りです】
b0022140_4291394.jpg

花嫁のれん展が開催されている一本杉商店街には
明治末期から昭和初期にかけて建設された登録文化財に指定された建築が残っており
GW期間中に開催される青柏祭にあわせ
普段は各戸で死蔵されている花嫁のれんを
商店街の各店舗で一斉に展示し,祭に色を添えると共に
商店街の活性化を図っています.
【↓鳥居醤油店でも,花嫁のれんの展示をしておりました
  商家+工場というユニットです
  (*建築の側面部分に注目下さい,商家の後ろに工場部分が建っています)】
b0022140_438572.jpg

で,花嫁のれんの展示もすばらしいなと思うところなのですが
個人的には,のれんよりも実は鳥居醤油店がすごく好きだったりします

鳥居醤油店は醤油を扱う商店なのですが
店舗の奥の工場部で醤油の製造を行う
古式ゆかしき家内制手工業なマニュファクトリーなのです

そういう「商家+工場」という形式で生業を営んでいるというユニットが
面白いわけです,
やはり,いまも生きているって,すごいな,と.

工場部分では大きな圧搾機や釜が店の奥の工場部に並んでいて
仕込みが終わった巨大な樽が,蔵の奥で熟成期間中なのが見える

ちなみに,工場部分は鉄骨造で,商家部分より後で増築されたものです
工場部分と商家部分をつなぐ部分は
製造の機材ぜんとしたスケールから商家のスケールへと
扉一枚で移り変わる感じがクラクラくる

また,食品を製造・醸造しているだけに隅々までクリーン
かつ
「仕込み」と「醤油を搾る」期間以外の作業スペースはガランしている
で,その工場のガランとしたスペースが今回は彫像の展示に使われていました
【↓以下,工場部分での展示の様子を3枚】
b0022140_3282184.jpg
b0022140_3543627.jpg
b0022140_5185087.jpg

店主の方が美大出身の彫像作家の方に展示を依頼されたようでした
それにしても,住まいながらも空間の可能性に気がついているっていうのは
実にまれなケースですね.
もしくは,空間の可能性に気がついたのかもしれません.

こういう「工場のような空間への展示は彫像などが適する」
と,いうのは,発電所美術館の学芸員の方が指摘している事なのですが
ここでもしっかり彫像が展示されているところをみると
空間的特徴の読み取りが十分になされていることが確認でき,
「うーん」とうなってしまいます,
ナイスチョイス.

今年で,花嫁のれんの展示は3年目を迎えたわけですが
のれんの展示だけであったものから
徐々に進化してきているのではないかと思うところです.
こういう変化を追いかけられる機会ってすごく貴重に思うわけです.

こういう
まちおこし的「活性化」っていうと何故か,
「施策の結果として経済的なゲインに結びつくこと」が思い浮かぶ訳ですが
そうじゃない,ハッピーな感じを
今回,感じ取ることが出来たように思います

そう,「変われるって,ドキドキ」っていう感じ,
そういう「活性化」像が,
もっとあっていいんじゃないかなと思うところです.

今回で,2回目の訪問でした.
下宿で写真を見返してみると,たくさん発見があったりするわけです
もう一回くらい行ってみたいなー

僕もドキドキなわけです.
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by hayashi_kentarou | 2006-05-17 05:42 | 景観
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